矯正治療とは
矯正治療とは、ただ単に見た目を美しくする(審美)だけではなく、自分の歯でしっかり噛むことができる(機能)健康なかみ合わせをつくる治療です。
きれいな歯ならびになることは、将来的に虫歯や歯周病などで歯を失ってしまう原因に対する予防にもつながります。
不正咬合の種類
正常なかみ合わせではない状態を不正咬合といいます。不正咬合には多くの種類があり、以下に代表的なものを記載します。

叢生(そうせい)
「八重歯」のように顎の大きさに対して歯のならぶスペースが足りないため、歯がデコボコしています

空隙歯列(くうげきしれつ)
「すきっ歯」といわれ、歯と歯の間に隙間があります

上顎前突(じょうがくぜんとつ)
「出っ歯」といわれ、上の前歯が大きく前方に出ています

下顎前突(かがくぜんとつ)
「受け口」といわれ、下の前歯が上の前歯よりも前方に出ています

開咬(かいこう)
奥歯でかんだ時、上下の前歯の間に隙間があいています

過蓋咬合(かがいこうごう)
奥歯でかんだ時、かみ合わせが深いため、下の前歯がほとんど見えません
こどもの矯正治療

こどもの矯正治療とは、まだ乳歯が残っている小学生頃までの方が対象となります。この時期は顎(あご)の成長が盛んであるため、成長のコントロールを目的とした様々な矯正装置を使用することができます。
歯ならびの状態によっては、早めに矯正治療を始めた方が良い場合もありますので、詳しくは一度ご相談ください。
おとなの矯正治療

おとなの矯正治療とは、すべての永久歯がはえそろった約12歳以降の方が対象となります。主な矯正装置として、歯の表面に直接つけるブラケットとワイヤーを使用して、歯を動かしていきます。
矯正装置の見た目が気になるという方は、金属色のブラケットやワイヤーではなく、透明色のブラケットやホワイトワイヤーなど目立たないものもあります。また、舌側矯正と呼ばれる歯の裏側にブラケットをつけることもできますので、ご検討ください。